2025年– date –
-
エッセイ
おだやかな生活|文・燦
私は都内在住の32歳、独身。この部屋に住み始めてから一年半ほど経つ。都内在住とは言っても、都会の喧騒をあまり感じさせない23区外に住んでいるため、HSP気質がある私にとってはこれぐらい長閑なほうが丁度いい。 ※ HSPとはHighly Sensitive Personの略... -
エッセイ
面接が13時に終われば|文・祝日
喫茶店に行くこと 喫茶店はたいてい1人で行く。 すみっこの席で、知らない人の話を小耳に挟みながらぼーっと過ごす時間がふと欲しくなる。いつも突然で、人を誘っているひまはない。 そもそも喫茶店をすきになったきっかけは、転職活動の束の間の癒しとい... -
エッセイ
落ちこぼれルーティーン|文・種山颯太
怠惰の逡巡 日雇いバイトに出向く日の流れはいつも殆ど同じだ。 七時頃、アラームの無機質な音に叩き起こされるが、平生の癖でそのまま二度寝をしようとしてしまい、カンガルーの赤ちゃんよろしく布団にもう一度くるまる。 が、真っ暗な布団の中で今日は日... -
エッセイ
社会の舌触り|文・種山颯太
大人の常套句 十代の頃、周囲の大人たちから言われて特に嫌だった言葉がある。 それは、「社会は甘くない」という言葉だ。 提出物を忘れた時、遅刻した時、約束を反故にした時。 事あるごとに教員やアルバイト先の店長はしたり顔でこの言葉を私に向けてき...
1