おだやかな生活|文・燦

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私は都内在住の32歳、独身。この部屋に住み始めてから一年半ほど経つ。都内在住とは言っても、都会の喧騒をあまり感じさせない23区外に住んでいるため、HSP気質がある私にとってはこれぐらい長閑なほうが丁度いい。

※ HSPとは
Highly Sensitive Personの略称で、アメリカの心理学者エイレン・アーロンさんが提唱した、「人一倍外部の刺激などに敏感な人のこと」をいいます。最近では「繊細さん」といった呼ばれ方もしています。ちなみに、私はかくれ繊細さんタイプです。

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いまとなってはわりと綺麗な部屋を維持できているけれど、以前の私は何かとコレクションすることが大好きで、たくさんのモノに溢れた生活をしていていました。

以前、住んでいた部屋

だけどここ数年、モノがたくさんあって部屋がゴチャゴチャしていると、視界に入る情報が多すぎて、部屋にいることにさえ疲れてしまう自分に気が付きました。(クローゼットの中に押し込んだ、しばらく使わないモノたちも「ここにいるよ!そろそろ思い出して!」と言わんばかりの視線がこちらにも向けられているように感じてしまう。)

それからというもの、一人暮らしの部屋と実家のモノを7~8割ほど断捨離をし、いまは程よくミニマリストを意識した生活を心がけています。決して派手な暮らしではないけれど、これからも自分にとって居心地のよい空間を模索していくつもり。

一年足らずで部屋の模様替えを4回やって(多すぎ?笑)、いまが最高に居心地のよい空間になったタイミングで、この部屋のこだわりをいくつか紹介していきたいと思います!

こだわり① 立てる収納

収納に関しては特に気を遣っていることがあります。それは「立てる収納」をすること。これはこんまりさんの収納メソッドを参考にしていて、無理のない範囲でずっと続けています。見た目もスッキリするし、眺めているだけでも気分がいい!

特にこだわっているのが洋服。以前はライブに行く度に買っていたTシャツを50着以上持っていたけれど、本当にときめくモノだけを厳選していった結果、5枚までに絞ることができた。(いまは、新たに仲間が増えてきているけど!笑)その分厳選した洋服たちだから、今まで以上に愛着も湧いているし、ずっとずっと大切にしていきたい。Tシャツを畳むときもこんまりさんのメソッドを参考にして、立てて収納してます。

自分を素敵に着飾ってくれる大切なお洋服たちだから、ていねいにていねいに。

ズボンやスカート、フォーマルなどもできるだけ皺をのばして、ハンガーに掛けて収納。洋服たちも喜んでくれるといいなあ、なんてことを考えながらいつも丁寧に畳んでいます。

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こだわり② ファッション

私は男性ですが、たまにスカートを履くことがあります。きっかけは、大学で受講していた「ジェンダー学」の授業のなかで、スカートを履いてオシャレをした男性を取り上げられたことがあって、衝撃を受けたから。それまではスカートに対する憧れはあったけれど、どうしても人目を気にしてしまう私は、とてもそんな格好なんて出来やしないと勝手にふさぎ込んでいました。だけど、その授業をきっかけにスカートを履いてみようと決意し色々と調べた結果、メンズスカート専門店のオンラインショップを見つけました。

意を決してスカートを履いて友だちに会うと「似合ってる」と言ってくれる人もいたけれど、「気持ち悪い」と言われたこともありました。言われたときはやっぱりショックだったし、落ち込んだりもしました。それでも、スカートを履いてよかったと思うことは、周りの目とか意見とかを気にすることよりも、自分がどんな服を着てどんな場所に行きたいかを想像することを第一優先にしながら洋服を選べるようになったこと。一目惚れした洋服があったとして、「この服自分には似合わないだろうなあ」と、思ってしまっただけで着るのを諦めてしまうのなんてもったいないし、他人軸ばかりの人生なんてそんなの悔しい。

スカートを履けるようになったおかげで、「着たいと思ったものを着る!」をモットーに、少しずつ自分軸を取り入れながら、ファッションを通して「自分らしさ」を表現できるようになりました。スカートは私にとって最高な相棒です!

こだわり③ デスク

私はどうも人に影響を受けやすい人間らしく、YouTuberのとよながあつしさんの影響で、フレキシスポットの電動昇降機能付きデスク(とよながさんとはモデルが少し違う)を愛用しています。ご飯食べたりするときはいちばん低い位置で、洗濯物を畳んだり作業するときは、高くしたりして使ってます。控え目に言ってこの電動昇降機能付きデスク、神とさせてくださいっ!

組み立てるときにドリルで天板を貫通させてしまった穴も、なんだか愛着が湧いてきてる。

こだわり④ 部屋の中に小さな部屋

4回目の模様替えでようやく辿りついた、部屋の中にも落ち着けるスペースを作ること。人が一人入れるくらいのこのスペースで、何も考えずに好きな音楽聴いたり、本を読んだりすることが何よりも落ち着ける時間です。

こだわり⑤ IKEAで見つけたラック

最近レコードプレイヤーとレコードを購入し、いい収納ラックはないものかと最寄りのIKEAへぶらりと散歩しに行ったら、ありました。笑
カスタマイズで仕切りの中に自由に引き出しが作れるというのも、最高なアイデア。これでひとつのラックの中にお気に入りのモノが集約できた喜びと、気持ちもすっきりして一石二鳥なラックさん。

【 ラックの中の紹介 】
・兎丸さんの写真集
→ 2022年までヌードモデルや女優として活動していた、兎丸愛美さんの写真集たち。彼女の自分らしさを貫く生き方や、もっとありのままに生きていっていいんだな、思わせてくれるようなエッセンスが詰まったお守りのような写真集。巻末にあるエッセイを読んで何度も泣きました。兎丸愛美さんは、ずっとずっと憧れの人であり、女性でもあります。

● 兎丸愛美さんの写真集

・レコード
→ カネコアヤノさんの、LPでしか聴けない音源の販売をきっかけに購入したプレイヤーとレコードたち。


・カセットテープ
→ 5歳のころに父が作ってくれたカセットテープ。いまでも聴ける。

こだわり⑥ カネコアヤノさんの音楽たち

これまでも色んなアーティストを聴いてきたけれど、どっぷりハマってしまうものは大体かつての好きな人や恋人が聴いていた音楽だったりする。(す〜ぐ影響受けちゃう)
だけどカネコアヤノさんは、誰からの影響もまったく受けずに自分で好きになったアーティストだった。私にとってカネコアヤノさんの音楽は、どんなときでも灯りをともしてくれている存在。そして、楽曲を聴くたびに「おかえり」と言ってくれているような、もう一つの実家のようで、お守りのような存在でもあります。

カネコアヤノさんの魅力はたくさんあるけれど、強いて一つ挙げるなら歌詞です。生きていく上では避けて通れない人間関係のなかで、湧き出る怒りや悲しみを感じながらも、日常のほんの些細な発見から幸せを見出せたような歌詞や、目まぐるしい情報過多な現代に、生きづらさや日々の不安など、日常の一瞬一瞬を丁寧かつ繊細に、シンプルな言葉で聴き手と対話をし肯定をしてくれるような歌詞に、私は何度も何度も救われてきました。カネコアヤノさんの音楽は、いまの生活に欠かせないものです。

● 初めて聴く人に薦めたい、カネコアヤノさんの入門編プレイリスト(全10曲)

Apple Music〈カネコアヤノ 入門編 燦/まつけん〉


ここまで長々と自分の部屋と暮らしのこだわりを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。これまで話した内容が、誰かの暮らしのヒントになればいいなあ、と思っています。

(写真:杉浦万丈)

この記事を書いた人


1992年生まれ。音楽が大好き。2025年4月からソロプロジェクトとなる ” ぼくらは燦々と ”を始動。
4月16日に1st Single 『1992』、4月24日には1st EP 『きっとぜんぶ大丈夫になる』を配信リリース。

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